Twitter(ツイッター)のフォロワーを増やすための作業に時間を割きたいと考えていても、Twitter運用にばかり時間を割くわけにはいかないでしょう。そういったとき、ツールなどで作業を自動化したいと考える方は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、Twitterのフォロワーを増やすための作業を自動化するツールやアプリをご紹介するとともに、自動化する際の注意点を解説します。さらに、フォロワーを増やす際の運用のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Twitter(ツイッター)のフォロワーを増やす作業はツール・アプリで自動化が可能
Twitter(ツイッター)のフォロワーを増やす作業は、ツールやアプリで自動化が可能です。ここでは、運用・フォロー・フォロー解除・ツイートの4つの項目にわけて、それぞれを自動化できるツールをご紹介します。
運用を自動化
運用における何らかの作業を自動化できるツールは、下記の4つになります。
- SocialDog
- Hootsuite
- Buffer
- Tweetdeck
それぞれ順番に見ていきましょう。
SocialDog
SocialDogは、Twitter(ツイッター)運用のあらゆる作業を効率化できるツールです。
Socialdogでは、投稿とキーワード収集を自動化できます。「予約投稿機能」を使用すれば、曜日や日時などの時間帯を1分単位で指定でき、画像付きツイート・動画付きツイートも予約できます。ユーザーが多い時間帯に予め予約しておくことで、通常のツイートよりも高いインプレッションを獲得できることに期待できます。
キーワード収集は、「キーワードモニター」という機能で自動化できます。予め指定したキーワードが含まれるツイートを収集してくれるため、「アカウント名」「サービス名」などをキーワードに指定することで、自分に興味のあるユーザーを効率良く調査できます。
上記2つの機能は、無料プランでも使用可能です。月額980円〜始められる有料プランであれば、上記の機能に加えて、スレッド形式での予約投稿などが可能になります。無料プランでもTwitter(ツイッター)の作業を自動化することは可能ですが、さらに高度な機能を使用したい場合は、有料プランへの加入を検討してみてはいかがでしょうか。
Hootsuite
Hootsuiteは、Twitter(ツイッター)やFacebook・Instagramなど、複数のSNSに対応している自動化ツールです。複数のSNSを同時に並べてモニタリングできる他、ツール上から各SNSに投稿が可能です。
アクセス解析機能では、アカウントの性別や年齢等の分析ができる他、パブリッシャー機能では、指定した時間に投稿を予約しておくことができます。また、時間を指定してツイートできる「予約投稿機能」も備わっています。
さらに、ハッシュタグ・場所・またはキーワードで検索するダッシュボードリストを作成することによって、アカウントにログインしなくとも、任意のWebサイトから投稿を瞬時に行うこともできます。
Hootsuite無料プランから始められますが、月額1,100円から利用できる有料プランのほうが、より搭載される機能が多くなり、効果的な分析が可能になります。
Buffer
Bufferは、複数のSNSアカウントを連携して利用できるツールです。2020年11月時点では、下記6つのSNSを連携させられます。
- Google+
各SNSごとに日時を指定した予約投稿ができる他、ツール上で画像などを添付した投稿もできることが特徴です。また、投稿の下書きを作成し、Bufferに投稿を送信することで、より良いツイート内容に改良してくれるサポートもあるため、高品質の投稿を自動で予約できることに繋がります。
Tweetdeck
Tweetdeckは、Twitter(ツイッター)公式の運用アプリです。タイムライン・DM・いいねなどの通知がカラム別に表示されることが特徴で、下記のような機能が搭載されています。
- チームでアカウントを共有できる
- 投稿のスケジュール・アクティビティ設定
- 複数のアカウントをアプリ1つで管理
上記に加えて、リアルタイムで人気のあるハッシュタグがランキング形式で表示されます。予約投稿機能も搭載されているため、ツール上から人気のあるハッシュタグをそのまま予約投稿しておくことが可能です。
非常に使いやすい公式アプリとなっているため、初めて運用を自動化させたいと考えている方におすすめです。
フォローを自動化
運用を自動化できるツールの次に、フォローを自動化できるツールを4つご紹介します。
- 鬼ったー
- フォロー管理 for Twitter
- Twitter自動フォロー返しツール Ver2.0
- twitbot
それぞれのツールを順番に見ていきましょう。
鬼ったー
鬼ったーは、特定のキーワードが含まれるツイートとユーザーを一括抽出し、抽出したユーザーをまとめてフォローしてくれるツールです。
また、一定期間経過してもフォローが返ってこなかったアカウントは、自動でアンフォローしてくれる機能も搭載されています。
フォロー管理 for Twitter
フォロー管理 for Twitterは、フォロー・フォロワー管理に特化したアプリです。アプリ上でフォロー・フォロワー数を確認できることに加えて、片思い・方思われ・ブロックユーザーなどをひと目で確認できるため、アカウントの整理や管理に役立ちます。
また、自分がリフォローし忘れているユーザーを一括抽出し、まとめてフォローしてくれる機能や、指定したキーワードが含まれるツイートを一括検索し、そのツイートを投稿しているユーザーをまとめてフォローできる機能が備わっています。
2020年11月時点では、アンドロイド版のアプリはリリースされていないため、iPadやiPhoneユーザー限定となっています。
Twitter自動フォロー返しツール Ver2.0
Twitter自動フォロー返しツール Ver2.0は、名前の通り自動でフォローを返してくれるツールです。ユーザーにフォローをされたら自動でフォロー返しを行ってくれるため、運用における手間を省けます。
WindowsPCでのみ利用可能となっているため、スマートフォン・Macなどでは利用できません。
フォロー解除を自動化できる「リムーブリップス」
フォローを自動化できるツールに加えて、リムーブリップスというフォロー解除を自動化できるツールも存在します。
リムーブリップスでは、片思いのアカウントを一括でフォロー解除できます。片思いユーザーを一覧で表示し、フォロー解除をしたくないユーザーを選択することで、その他のユーザーを一気に解除できるようになっています。Twitter(ツイッター)アカウントを認証するだけで利用可能です。
ツイートを自動化
最後に、ツイートを自動化できるツールを2つご紹介します。
- twittbot
- AutoTweet!
また、下記の記事では、botでフォロワーを増やすために効果的なツールを3つご紹介していることに加えて、運用の注意点なども解説しているため、この記事と併せてご覧ください。
botでフォロワーを増やすのにおすすめのツール3選。注意点と運用ポイントを解説
twittbot
twittbotは、「bot」を作成できるツールです。無料版であっても、定期つぶやき登録数上限数700・返信つぶやき登録数上限数400・ランダム返信つぶやき登録数上限数100と、かなり多くのツイートパターンを登録できることが特徴です。
AutoTweet!
AutoTweet!は、Twitter(ツイッター)の自動ツイート設定ができるサイトです。好きな時間にツイートを投稿できることに加えて、botの作成・イベントやURLの宣伝にも利用できることが特徴です。
自動化する際の注意点
Twitter(ツイッター)の作業を自動化する際には、下記3つの注意点を理解する必要があります。
- 自動化禁止の作業があること
- 過剰なフォロー・フォロー解除は禁止
- フォロワーの購入は禁止
それぞれの注意事項を順番に解説します。
自動化禁止の作業がある
Twitter(ツイッター)では、自動化が禁止されている作業があります。Twitterヘルプセンターを参考にすると、たとえば、「一方的なダイレクトメッセージを一括送信または自動送信すること」が禁止されていることがわかります。
他にも「自動的にツイートをいいねすることは禁止されています」と記載されているとおり、自動化禁止の作業が複数あることがわかります。万が一自動化を誤って行ってしまった場合は、アカウントが停止してしまう可能性も考えられます。
なお、先ほどご紹介したSocialDogなどは、Twitterルールに100%準拠しています。従って、まずはTwitterの自動化ルールを理解し、Twitterのルールに100%準拠したツールのみを使用することが重要です。
過剰なフォロー・フォロー解除は禁止
Twitter(ツイッター)ルールでは、過剰なフォロー・フォロー解除が禁止されています。
他者の快適性を損ねる目的でTwitterの商品機能を悪用することは禁じられています。これには、以下が含まれます。
(中略)
「フォローチャーン」– 自身のフォロワー数を増やす目的で、多数のアカウントをフォローした後でフォロー解除すること
無差別フォロー – 自動化された手段などにより、短期間に多数の無関係なアカウントをフォローまたはフォロー解除すること
上記の引用の通り、フォロワーを増やす目的で一斉にフォローし、その後にフォローを解除する「フォローチャーン」などは禁止されていることがわかります。
フォロワーの購入は禁止
Twitter(ツイッター)のフォロワーを購入することはできますが、Twitter公式のルールでは、アカウントの売買は禁止されています。
自身または他者のフォロワーやエンゲージメントを人為的に誇張することは禁じられています。これには、以下が含まれます。
(中略)
アカウントの譲渡または販売 – Twitterのアカウント、ユーザー名、Twitterアカウントへの一時的なアクセス権を販売、購入、取引すること、またはそれらの販売、購入、取引を申し出ること
このように、フォロワーを購入することは禁止されていることがわかります。フォロワーを購入していることがバレてしまった場合は、アカウント凍結・停止の可能性があるため、地道な運用でコツコツとフォロワーを増やしていくことが大切です。
フォロワーを増やす運用のポイント
ここからは、フォロワーを増やす際の運用のポイントを4つ解説します。
- ツイートを工夫する
- 他のユーザーと交流する
- ツイートやフォロワーを分析する
- トレンドやハッシュタグを使う
それぞれのポイントを順番に見ていきましょう。
ツイートを工夫する
まずは、ユーザーが理解しやすいツイート・読みやすいツイートにするなど、内容を工夫することが大切です。ユーザーにとってわかりやすい内容にすることで、インプレッションやエンゲージメントが高まり、拡散してもらえる可能性も高まるためです。
そのためには、特に下記2つの点を意識しましょう。
- 内容の改善
- 投稿時間
それぞれ順番に解説します。
内容を改善する
まずは、ツイートの内容を改善するようにしましょう。上述したように、ユーザーが理解しやすい内容を心がけ、漢字を減らして読みやすくするなどはすぐに改善できるポイントです。
ツイッターのフォロワー増やすためのnoteがたくさんあるのでそちらが詳しいですがw
・この人のコンテンツ面白い
→独自のコンテンツ、切り口、キャラ
・この人はフォローしといたほうが良さそうだ
→プロフィール画像と二点をTwitter民に思わせることじゃないですかね〜
— Koichi Sugimoto / 豊かな社会を創るザ法人営業 (@koichi2905) January 6, 2019
フォロワー増やす方法は、「何かしらのクリエーターになって、魅力的なコンテンツ作る」しかないじゃろ。当たり前の話。
んで、
そのコンテンツがどんなものなのか?
どんな高度な専門性や希少価値を持っているのか?
人々にどんな価値を提供してるのか?
に、僕は興味があるわけさ。
— 秋乃 (@akino_ura) September 6, 2020
上記の引用通り、専門性や独自性のある情報を発信することも非常に重要です。あなたにしかできない発信を繰り返すことで、ユーザーは有益性を感じ、フォローや拡散をしてもらえることに繋がるためです。
投稿時間を意識する
通勤・通学の朝7-9時、多くのユーザーが昼休みであろう12時、1日が終わり退勤の18時半頃から22時の3つの時間帯。その時間を狙って投稿すると、多くの人の目にとまりやすく、いいね、リツイート、シェアがされやすい時間帯だと言われています。
ユーザーが多い時間帯に投稿することで、いいねやリツイートが集まりやすくなり、ツイートのエンゲージメントを高められます。エンゲージメントが高まれば、ユーザーがプロフィールをクリックしてくれる確率も高まるため、効率良くフォロワーを増やすことができます。
内容:今回の検証では内容をできるだけ固定し
純粋な曜日と時間帯でツイートがどのように影響するかを検証
結果:平日は①朝、②14時~17時頃、③21時前後が良い結果
休日は①12時~15時、②22時前後
上記2つのnoteからもわかるとおり、アカウントによって反応の良い時間帯が異なります。従って、まずは平日土日の複数の時間帯に投稿し、最も効果的な時間帯を分析することから始めてみましょう。
他のユーザーと交流する
自分からフォロー、いいね、リツートをする
フォローして欲しかったら、まず自分からフォローしてみる。もう挨拶みたいなものですよね。王道ですが、この作戦は引き続き有効のようです。
フォローが難しい相手だったら投稿に対するいいねやリツイートでも効果はあります。
もちろん全ての方がフォローバックしてくれるわけではないのですが、相手に自分の存在を無料でアピールできる方法として積極的に取り入れてみても良いと思います。
引用:(2020年版)Twitterでフォロワーを増やすための無料で取り組める5ステップ
上記のnoteでも解説されているように、自分からいいね・リツイート・引用リツイートなどをすることが重要です。アカウントが初期の頃は、少ないフォロワーにしか自分が認知されていないため、自分から認知を広げることを心がけましょう。
https://twitter.com/yuyu_jblog/status/1260888852073496583
こちらのツイートでも解説されているように、フォロワーと交流することを意識するとともに、交流を継続させることも重要です。自分からいいね・リツイートなどの交流を繰り返すことで、アクティブなアカウントであることを印象付けられ、次第にアカウントの信頼感も高まります。
ツイートやフォロワーを分析する
フォロワーを増やすために、ツイートを工夫した次に、ツイートやフォロワーの分析をすることが大切です。フォロワーの分析では、自分のフォロワーの属性やジャンルを分析することで、優先的にフォローするべきアカウントの特徴が見えてくるためです。
ツイートの分析では、1ツイートあたりのいいね数・リツイート数に加えて、プロフィールへの遷移率を確認し、反応の良いツイートの傾向を分析しましょう。
・インプレッション:どれだけ多くの人に見られたか
・エンゲージメント総数:ツイートを見た人が反応した回数
・いいね:いいねを押した人の数
・プロフィールクリック:プロフィール/IDをクリックされた数
・詳細クリック:ツイートそのものがクリックされた数
・リツイート:リツイートをした人の数
・リプライ:リプの数
・リンククリック:リンクのクリック数
・メディアエンゲージメント:画像や動画を拡大/再生された回数
・フォロー:直接フォローされた数(※かなり稀です)
引用:数字を分析しながらPDCAを回す方法&最新Twitter分析ツールの無料利用のチャンス
上記の引用のように、分析するべき項目が非常に多いことがわかります。すべての項目を一度に分析するのは困難であるため、まずは1ツイートあたりのいいね数・リツイート数・プロフィールへの遷移率など、特定の項目に絞って分析してみることをおすすめします。
トレンドハッシュタグを使う
最後に、トレンドハッシュタグを使うことも効果的です。トレンドのハッシュタグは、多くのユーザーが興味関心を示しているハッシュタグを指します。ハッシュタグをツイートに含めることで、タイムラインのみならず、ハッシュタグ検索・キーワード検索でもツイートが表示されるようになるため、高いインプレッションの獲得に期待できます。
トレンドハッシュタグを調べるには、下記3つのツールが便利です。
- Twitter(ツイッター)公式のおすすめトレンド
- ついっぷるトレンド
- Twittrend
それぞれのツールを順番に解説します。
Twitter(ツイッター)公式の「おすすめトレンド」
Twitter(ツイッター)公式の「おすすめトレンド」では、リアルタイムで人気のあるハッシュタグを「29位」まで調べられます。おすすめトレンドの注意点としては、ユーザーの居住地・過去に興味関心を示したものによって、検索結果が異なることです。従って、リアルタイムで表示されているハッシュタグが、他のユーザーと全く一緒ではないことを理解しておきましょう。
また「恋愛」や「ゲーム」など、特定のジャンルに絞ってハッシュタグを検索することも可能です。自分が発信しているジャンルに絞って、その中で自分が使えそうなハッシュタグを探してみることをおすすめします。
ついっぷるトレンド
ついっぷるトレンドでは、Twitter(ツイッター)に関する様々なトレンド情報を調べられます。人気のハッシュタグをランキングで確認できる他、リアルタイム、今日、昨日、今週、先週、今年といった時系列を指定することも可能です。
また人気の画像やツイートを調べられるため、時系列ごとにユーザーが興味関心を示している対象の傾向を分析できます。
Twittrend
Twittrendでは、人気のハッシュタグをエリアごとにランキング形式調べられます。日本全体に限らず、海外全体・主要都市のトレンドハッシュタグが調べられるため、様々な言語や海外に関するハッシュタグを調べたいときに役立ちます。
また、Twittrendでは、現在、1時間前、3時間前、6時間前、12時間前、24時間前、2日前、3日前など、時間の条件も変更できることも特徴です。
Twitter(ツイッター)ルールを守って作業を自動化しましょう
Twitter(ツイッター)の作業を自動化するツールを解説しました。ツールを使用することで、フォロー作業・フォロー解除作業・ツイートなどあらゆることを自動化できますが、Twitterで定められているルールに準拠することが大切です。
また、ツイートやフォロワーの分析・トレンドハッシュタグを使用したツイートをすることも重要になります。まずは、ご紹介したSocialDog等のツールを使用して、作業の自動化やアカウントの分析を行ってみてはいかがでしょうか。