Twitter(ツイッター)にはフォロー数の上限があり、上限を超えるとフォローが制限される、アカウントが凍結されるといったペナルティが課されます。この記事では、フォロー数の上限やフォロー数の制限が設けられた目的、フォロー上限を超えた場合のペナルティや解除方法について解説します。フォロー数の上限を超えないためのポイントや便利なツールも併せてご紹介するので、フォロー上限を超えないようにTwitterをうまく運用しましょう。
Twitter(ツイッター)のフォロー数上限とは
Twitterでは、フォローできるアカウント数に上限があります。Twitter(ツイッター)ヘルプセンターの「Twitterのフォローについて」によると、1日にフォローできる人数の上限は、一般アカウントの場合は最大400アカウント、認証済みアカウントの場合は最大1,000アカウントまでと決められています。
また、フォロー総数の上限も5,000アカウントと決められており、フォロー総数が5,000アカウントを超えると、フォロワー数とフォロー数の比率に基づいてフォロー数上限が自動的に決められます。
Twitter社は、フォロー数の上限を決めるための「フォロワー数とフォロー数の比率」を正式には公表していませんが、「フォロワー数:フォロー数=1:1.1」であり、この条件を満たすフォロワー数に+1アカウントした数がフォロー数上限になるといわれています。そのため、5,002アカウント以上フォローするためには、4,548アカウント以上のフォロワーが必要です。
フォロー数上限を設ける目的
Twitter(ツイッター)社は、なぜフォロー数の上限を設けているのでしょうか。Twitterのサイトには、下記のように記載されています。
スパムやフォロー関係の悪用を防止し、ウェブサイトの信頼性を維持するため、システムの仕様としてフォロー可能なTwitterアカウントの数にリミットを設けています。
引用:Twitterヘルプセンター「Twitterのフォローについて」
Twitterには、スパムやフォロー関係の悪用を目的としたアカウントが続々と作られているのが現状です。フォロー上限がなければ、悪意を持ったアカウントがフォロー数を次々に増やしてしまい、多くのアカウントがさまざまな被害を受ける恐れがあります。そのようなアカウントが自動的にフォロー数を増加させることを防止するために、フォロー数上限が設けられているのです。
フォロー数の上限を超えた場合はどうなる?
Twitter(ツイッター)においてフォロー数の上限を超えた場合は、フォローできない、アカウントが凍結されるといった制限が起こります。それぞれのケースについて解説します。
「一度にこれ以上フォローできません」と表示される
1日にフォローできるアカウント数の上限を超えた場合は、下記の「社外秘@お仕事募集中」さんのように「一度にこれ以上フォローできません」と表示されて、新規フォローが制限されます。
https://twitter.com/confidential_y/status/1158866769953484801
次に、フォロー制限がいつ解除されるのか書かれた「りくトマト」さんや「笑顔の写真家:酒井徹也」さんのツイートを見てみましょう。
https://twitter.com/E3Yt9XHxuKOZnwo/status/1268036476173815808
#ツイッターヘルプセンター
Q:
フォローリミットに達した場合の対応はどうなりますか?
A:
1日単位のフォローリミットに達しています。1日後にアカウントをフォローできるようになります。ーーーーー
しかしフォロー制限解除が今回、私は3日過ぎてでした。 pic.twitter.com/GxFS6G7xOF— 笑顔の写真家:酒井徹也 (@yumeiro1) September 20, 2020
「笑顔の写真家:酒井徹也」さんが確認されたように、Twitter(ツイッター)ヘルプセンターの「フォローとフォロー解除」には、フォロー制限は1日で解除されると記載されています。ユーザーによっては、フォロー制限が解除されるまでに3日間必要になることもあるようです。
悪質な場合はアカウント凍結される
1日のフォロー数の上限を超えただけならば、フォロー制限を受けるだけですが、短時間に大量のフォローを行うと悪質なスパムアカウントとみなされ、アカウントが凍結される恐れがあります。アカウント凍結とはどのような状態のことを指し、解除するためにはどのような方法で対処すればよいのでしょうか。
アカウント凍結とは
アカウント凍結とは、Twitter(ツイッター)ルールに違反したために、フォローやフォロー解除、ツイートやいいねなどを行えない状態のことを指します。凍結には、「警告」、「本凍結」、「永久凍結」といった3つの段階があり、Twitter(ツイッター)ルールを初めて違反した場合は警告、警告を受けた後に再度ルールに違反すると本凍結、本凍結を何度も繰り返すと永久凍結という最も重いペナルティが課されます。
フォローし過ぎとアカウント凍結されてました
— てつお (@tE2o_AC) July 6, 2013
フォロー制限ってやりすぎるとアカウント凍結するんですね
— カエル♀ age of 30's (@hagebred2019) July 28, 2020
上記のユーザーは、フォローしすぎたために、アカウントが凍結されたようです。凍結される理由について書かれた下記のツイートも見てみましょう。
アカウント凍結になる原因は
・フォローし過ぎ
・リプし過ぎ
・RTし過ぎ
・リンクつけ過ぎ
・ハッシュタグつけ過ぎ
・同じツイートし過ぎザッと。明確な基準がないので難しいところですが
特に短時間にし過ぎるのはNGのようです適切な運用で楽しいTwitterライフを^ ^
— グリ@メルカリでパンツ出品中❤️ (@kaijuuguri) May 11, 2020
フォローのしすぎはもちろん、リプライやリツイートのしすぎも、アカウント凍結の原因となります。
凍結の解除方法
万が一凍結された場合は、どうすれば解除できるのでしょうか。解除の方法としては、「凍結が自動的に解除されるまで待つ」、「凍結解除手続きを行う」という2つの方法があります。警告と本凍結は、期間限定です。Twitterの機能が制限された状態で解除を待つこともできます。
凍結をすぐに解除したい場合は、解除手続きを行うのがおすすめです。最も軽い警告の場合は、アカウントログイン時に携帯電話番号またはメールアドレス認証を行うことで、解除してもらうことができます。しかし、本凍結の場合は電話番号認証やメールアドレス認証では解除できず、Twitter社に対して異議申し立てを行う必要があります。異議申し立てを行う場合は、時間も手間もかかります。ルール違反を何度も行い本凍結される事態は避けた方がいいでしょう。
本凍結を何度も行い永久凍結されると、凍結解除する方法はありません。解除ができないうえ再度アカウントを作ることもできないため、永久凍結されるとTwitterの運用自体できなくなります。Twitterルールをしっかりと守って、運用されることをおすすめします。
Twitter(ツイッター)の不具合で凍結される場合も
違反していないにもかかわらず、Twitter(ツイッター)側の不具合でアカウントが突然凍結される、フォロー数が0になるといった不具合がまれに起こることがあります。下記のツイートを見てみましょう。
https://twitter.com/renpapa0227/status/1309653872693010433
このように2020年9月に、何も違反していないアカウントが多数凍結される大規模不具合が発生しました。
https://twitter.com/yuzawakami_shi/status/1308937043469373440
上記のツイートにあるように、2020年9月の大規模凍結はTwitter側の不具合だったと公式に発表がありました。このケースの場合、不具合は数日待つことでほとんどのアカウントが元通りになったため、Twitter側の不具合で凍結された場合は少し待ってみるといいでしょう。
フォロー数の上限を超えない方法
最後に、フォロー数の上限を超えない方法について解説します。フォロー数の上限を超えないためには、FF比(フォロワー数をフォロー数で割った比率)を大きくすることが重要です。FF比はフォロワーの比率を増やすことで大きくすることができます。FF比を大きくしておくことで、フォロー数が5,000人以上になった場合にもフォロー制限を受けずにフォローできます。ここでは、FF比を大きくするための2つの方法について解説します。
定期的にフォロー解除する
はじめにおすすめする方法は、定期的にフォロー解除することです。フォロー解除することで、フォロー整理ができて、FF比を大きくすることができます。
フォロー解除する場合には、片思いアカウント(フォローしているもののフォローされていないアカウント)や非アクティブアカウント(1カ月以上ツイートしていないアカウント)をフォロー解除するといいでしょう。これらのフォローを整理して相互フォローのアカウントを増やすことで、自分のツイートも拡散されやすくなるうえ、FF比を大きくすることができます。
フォローバック率の高いアカウントをフォローする
フォローバック率の高いアカウントをフォローすることも、FF比を大きくするために有効な方法です。フォローバック率の高いアカウントは、相互フォローになれる可能性が高く、フォローするメリットがあるアカウントといえます。「#相互フォロー」や「#フォロバ100パーセント」などのタグを使って検索することで、フォローバック率の高いアカウントを見つけることができます。
フォローを始めとする運用を効率化できる「SocialDog」
SocialDogは、Twitter(ツイッター)の効率的な運用をサポートしてくれる大変便利なツールです。SocialDogの数ある機能のなかでも、「フォロー管理」と「キーワードモニター」をうまく利用することで、フォロー上限を超えずにTwitterの運用を行うことができます。
フォロー管理機能では、フォロー・フォロワーを11個の分類に分けて一覧で閲覧できます。片思いアカウントや非アクティブアカウントを抽出可能なうえ、SocialDog上でそれらのアカウントのフォロー解除も行えるため、FF比を効率よく大きくすることが可能です。1日にフォロー解除できる件数は、無料プランならば1日100回まで、月額980円から加入できる有料プランに加入すれば個人向けプランでも1日1,000件までフォロー解除できます。
「キーワードモニター」は、特定のキーワードを登録しておくことで、そのキーワードが含まれるツイートを自動で表示してくれる機能です。キーワードモニターに相互フォロー関連のキーワードを登録しておくことで、フォローバック率の高いアカウントのツイートを定期的にチェックできます。無料プランの場合は、1日に30ツイートまでしか表示されませんが、有料プランであれば個人向けプランであっても1日に500件まで表示されます。
SocialDogの有料プランにすることで、FF比を大きくするために有効なフォロー解除や新規フォローをより効率よく行えるようになりますが、フォロー解除や新規フォローを短時間に大量に行うと、凍結される恐れがあります。ただし、SocialDog上には、1日累計のフォロー解除件数とフォロー件数も表示されています。この数値をチェックしつつ運用することで、短時間の大量のフォローやフォロー解除は防げると考えられます。SocialDogの機能を有効に利用して、凍結されない適切なTwitterの運用を行いましょう。
Twitter(ツイッター)のフォロー数の上限に注意してフォローをしましょう
Twitter(ツイッター)のフォロー数の上限や、上限を超えた場合に起こる制限や凍結、上限を超えないための方法について解説してきました。Twitterでは、悪用を防ぐためにフォロー数の上限が設けられており、上限を超えずにアカウント運用することが重要です。上限を超えないためには、フォロー解除を定期的に行う、フォローバック率の高いアカウントをフォローするといったことが大切であり、SocialDogを利用すれば効率よくフォロー解除やフォローを行うことができます。これらのツールを利用しながら、フォロー制限を受けることなく効率よくフォローをしてはいかがでしょうか。